マイストーン藤枝が提供している4種類の石材コーティングについて特長などを説明します。
ガラスコーティング
メインで使っているコーティング剤です。
石材の汚れや劣化の原因のほとんどは水(雨水)に由来しますが、それ以外に紫外線劣化もあります。表面に被膜を作るガラス系コーティングはそんな紫外線劣化にも効果を発揮します。
表面に被膜を作ることによって光の乱反射が抑えられ、濃色化(濡れ色)になります。理屈としてはカーコーティングで細かなキズが消えるのと同じです。艶も出るので高級感も増します。
ただし、墓石の場合艶を出したくない加工をしてある箇所があります。その場合このコーティングで無い方が良い場合があります。この墓石ならではの技術は別記事にまとめます。
表面防汚コート
ガラスコーティングの上に施工します。
表面はよりツルツルになり撥水効果があります。カーコーティングに近いイメージで、玉のような水弾きをお求めの方には施工いたします。
1回/1年程度の定期メンテナンスでその効果を保っていくのがおすすめです。
水性浸透型コーティング
コーティング剤の成分が石材の中の成分と反応してガラス層を形成します。従って石材の成分に効果が左右されます。具体的には黒御影石への施工はオススメできません。
イメージとしては大きな細孔を埋めていく感じです。
施行しやすくコストを抑えながらも完全無機質なので耐久性が高いです。
石材に浸み込ませて反応させるタイプなので吸水率が高い石材やモルタルに施工します。研磨された御影石は吸水率が低い場合が多いので基本的には使用しません。
石材によっては色が濃くなる事があります。
墓石での使用は、吸上げジミを防止する為の裏面処理、安山岩では他のコーティング剤が浸み込み過ぎてしまうので下処理としてこのコーティング剤を先に施工する工法があります。最近は少なくなりましたが外柵で凝灰岩を使用する場合はこのコーティングが最適です。
フッ素シリコーンコーティング
フッ素シリコーンは耐久性の高いコーティング剤ですが、一般的なフッ素シリコーンコーティング剤はフッ素シリコーンの含有率が数%しか入っていないものも多くあり、その他の成分は有機溶剤です。その為、フッ素シリコーンの耐久性ではなく成分のほとんどを占める有機溶剤の耐久性になってしまい、耐久性が低いのが実情です。
マイストーンコートナチュラルプレミアムはフッ素シリコーンが90%です。残りの10%の中にはフッ素とシリコーンを結合させるためのもの、施工後乾燥させる為に必要な高純度アルコール、特殊抗菌剤で出来ています。有機溶剤を含んでいないので耐久性が高いです。
アルコールは施工後すぐに揮発しますので、残った成分はコーティングとしての有効成分100%となります。
質感変化が少ないので影彫り箇所を含め墓石全般に抵抗なく使えます。
※若干色が濃くなることもあります。
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