建墓時に墓石コーティングをオススメする理由

墓石(石材)コーティング

墓石コーティングを行う最適なタイミングは石材が劣化していない建墓時(建墓前)です。

このブログでは、

☑なぜ新築墓石にコーティングをすべきなのか?

☑新車にカーコーティングと建墓時に墓石コーティングすることの比較

☑墓石コーティングを行うなら高耐久であるべき

ということを書いてあります。

墓石は貴重な天然資源

 墓石になる御影石はいつ頃出来たものでしょうか?


 数万年前?おそらくはもっともっと昔です。数十億年前ではないでしょうか。ウィキペディアによると地球の歴史が46億年と言われ、原始海洋が出来た40億年前に出来た花崗岩もあるそうです。

40億年前 – 原始海洋ができた。花崗岩(カナダ北部のアカスタ片麻岩)ができた。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%B0%E7%90%83%E5%8F%B2%E5%B9%B4%E8%A1%A8

 悠久の歴史を持つ石材は採石場で切り出されますが、その中で石目や色目が揃い、黒点なども見られない箇所を厳選していきます。石種にもよりますが切り出された石材のうち墓石になれるのは5~10%程度だと言われます。

 「この石は今はもう採れないのでコチラの石がそれに近い石種になります」石材業界ではよくある話ですが、改めて考えると限りある天然資源であることに気づかされます。

 墓石は希少性があり、何工程にもわたって磨き上げられます。だから何十万、何百万のお金を出して手に入れるものです。まるで宝石です。

雨にさらされ、紫外線を浴びる墓石

 高い技術で手間をかけて平らに磨き上げられた墓石は、建墓時に美しく輝いています。しかしそこからは劣化する一方です。劣化の原因は雨水と紫外線でほぼすべて説明ができます。

 例えばサビの発生はさびの元となる酸化しやすい鉱物が石の中に含まれることが原因ですが、何億年もサビていなかった石材が黄色く変色してしまうのはなぜでしょう?
 その鉱物に雨水と酸素が反応したからです。サビの発生原因は酸化物+水+空気です。

 カビやコケもそうです。石材の中には多くのバクテリアが存在しますが、水がそのバクテリアのエサとなりカビやコケという形に成長していくのです。

 また、水は石材を溶かします。山に降った雨は土の中に染み込み、更に石の中に染み込んで、石材内のミネラル成分を溶かしだして地下水となるのでミネラルウォーターとなるのです。墓石に染み込んだ雨水は石材の成分を溶かし表面の艶がだんだんなくなります。
 特に現在日本に降っている雨は酸性雨です。酸性は石材へのダメージが大きい事も事実です。

 艶がなくなるもう一つの原因が紫外線です。山の中にあった石材は太陽光には当たっていません。墓石になって初めて紫外線にさらされます。何億年も劣化せずにいた石材は紫外線が当たることによって数年~数十年で一気に色抜けなどの劣化を起こすことがあります。
 特に黒御影石は紫外線劣化による色抜けがよく見られます。

 ガラスコーティングは石材の中に雨水が入るのを防ぎます。次項に出てきますが石材にある水を吸い込む小さな穴(細孔)をふさぎます。それに加えて表面に被膜を作り紫外線からも石材を保護します。 

 限りある天然資源である石材、何工程にもわたって磨き上げられた石材、それを一番いい状態=建墓時の状態に保ちたい。それが墓石コーティングです。

カーコーティングより墓石コーティング

 カーコーティングはボディの上に塗装され、クリア塗装もされ、その上にコーティングです。
 石材コーティングは細孔(石材にはスポンジのように無数の小さな穴があいています)に染み込ませ、ガラスコーティングの場合は紫外線から守る表面被膜までを形成します。

 カーコーティングはボディを劣化させる要素はもともと少なくどちらかというと塗装を守るイメージです。仮にコーティングが取れて塗装にダメージが出ても塗装をし直すなど修復も可能です。また、一般的に車は10年前後で買い替える方が多く、ボディはそこまでダメージを受けることがありません。

 それに対して石材コーティングはダイレクトに石材そのものを保護します。天然資源である石材は劣化したら修復ができません。車のように定期的に買い替えるようなものではなく何十年、あるいは100年を超えて守っていくものです。

 どちらの方が劣化に対してのケア(コーティング)の必要性があるでしょうか?

 新車購入時にコーティングをする人の割合は低く見積もっても50%以上はありそうです。時代を経てカーコーティングに対しての理解も深まってきたようですが、墓石コーティングはまだ一般的ではないようですが、実はその必要性はカーコーティングより上なのです。

 ちなみに表層を薄く塗るカーコーティングに対して、石材コーティングはいかに石材に浸透させるか?が耐久性などに影響してきます。使うコーティング剤の量は大まかですが、車1台分のコーティング剤の量の4~5倍程度の量を石塔1基(外柵含まず)に使用します。

高耐久の墓石専用コーティングが提供出来ます

 上記した通りの理由で建墓時に墓石コーティングをすることがおすすめですが、前提となっているのは高耐久であること。
 保有期間が長い墓石ですから水や紫外線から長期間保護してくれるコーティング剤でなければ使用の意味がありません。残念ながら世の中には耐久性が低い石材コーティングが多く存在します。有機溶剤が含まれていない高耐久のコーティングは施工にも技術が必要です。

 自分でコーティングをする方法が紹介されたwebページもありますが、そもそも使っているコーティング剤が圧倒的に違うことをご理解ください。コーティングについてちゃんと研究し、施工実績のある業者でコーティングをするのがおすすめです。

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