間違いだらけの墓石クリーニング価格

墓石(石材)クリーニング
  • 墓石クリーニングの見積もりを提示されたけれどこれは高くないだろうか?
  • 自社の業務に墓石クリーニングを取り入れているけど、この価格は高くないだろうか?

このページにたどり着いたあなたは今、そんな疑問を解決したくて、webサイトで墓石クリーニングの価格をリサーチしているのではないでしょうか?

私も自社で行っている墓石クリーニングの価格の参考にするため、数十サイトの価格や全国の同業者の仲間からの情報、自分で営業活動の中で調べた墓石クリーニングの相場について書いていきます。

結果から言うと墓石クリーニングの価格は4万円~7万円程度だと思います。
石塔の洗浄価格です。外柵は入っていません。

恐らく他で検索された内容より少し高めと感じているのではありませんか?

でも現実的にはこれくらいの価格は普通です。地域によってはもっと高いと思っています。墓石は形や材質、相場の地域差が大きいです。

ネットで価格を調べると自社のクリーニング価格が高く感じ、「もっと安くしなくちゃダメかな?」と考えがちですが、少し待ってください。ネットで調べた価格は安いという理由を説明していきます。

ネットで墓石クリーニング価格を調べる時のポイント3つ

ネットで価格検索をするときに注意しなければならない事が3つあります。

  • お墓のお掃除か?墓石クリーニングか?
  • 〇〇円~
  • その情報を提供しているのは誰か?

お墓のお掃除か?墓石クリーニングか?

墓石クリーニングを提供している業者は同時に「お墓参り代行」を提供サービスに入れている事が多いです。

お墓参りと同時に行われる掃除は通常水洗いをして、それを拭き取る。花立ての掃除、周りの草刈と言ったところですが、その価格が出てくることがあります。それをここでいう墓石クリーニングの価格と区別しないで計算してしまうととても安い価格になってしまうのです。

この記事ではそのようなお墓参りと同時に行われる水洗いをメインとした掃除を“お墓のお掃除”。専用の洗浄液や高圧洗浄機などの機械を使ったり、砥石などを使って水垢落としまでする専門性の高いクリーニングを“墓石クリーニング”と区別して表現します。

お墓のお掃除の価格相場は8,000円~20,000円程度のようです。

お墓の掃除をお墓の掃除は5,000円で、お参りや献花、前後の写真撮影などを入れて10,000円ぐらいになったり、草木の剪定をオプションとして提供している業者様もいます。

お墓のお掃除を10,000円、墓石クリーニングを5万円でやる会社があったとして

「墓石クリーニング10,000円~」みたいに書いてある事があります。

〇〇円~

価格については色々な表現の仕方があります。
例えばこのような価格表で運営している店があったとします。

墓石クリーニング価格(例)

価格表記は

①20,000円~

②20,000円~80,000円

どちらも正解ですが、それぞれの表記から受ける印象は違いますね。

①の表記だと30,000円ぐらいでいけるかな?と連想し、
②の場合は50,000円ぐらいはするかな?と思うでしょう。

従って価格表示は①の20,000円~ というように最低価格に”~”を付ける表現をする事が多いです。安く感じさせたいのです。

webで価格を調べるとコレが原因で安いイメージを持つので

2~3万ぐらいだと思ったけど見積もり取ったら5万って言われた。高くないかな?

となるわけです。

その情報を提供しているのは誰か?

webで価格情報を出しているページは大きく分けると以下の4つのパターンになると思います。

墓石クリーニングというサービスを販売している店舗か、それをまとめたサイトです。「この店安いな」と思わせる価格を載せるのは当然の事です。

石材店

石材店様では「墓石クリーニング承ります」と表記はするものの、価格は載せていないお店が多いですね。普段から石材に接していればクリーニングする墓石の状態がマチマチで統一価格で表現できない事が良く分かっています。だから表示に二の足を踏んでいる事が多く、載せていたとしても“○○円~”という表記が多いように思います。

墓石のサイズや状態は本当にマチマチで統一価格を作るのは悩むところです。私も販売店様向けに価格表を作っていますが、無理矢理作っているのが正直なところです。

サービスの予約・比較サイト

これについてはココに登録している業者の価格競争を誘発させているので、システム的に安い価格になるし、上記した“お墓のお掃除”価格が反映されている場合があります。

墓石クリーニング専門業者(B to C)

私のような墓石クリーニングを提供する業者の中に直接エンドユーザーから受注している方が居ます。

その場合上記した予約サイトに登録している事が多く、価格競争により提示金額が安くなっている事があります。実際は「このお墓の状態ですと…」としっかり説明して価格を上げで受注するというパターンがあります。※これについては”安く価格を提示するテクニック”として後述します。

墓石や終活関係の総合情報サイト

終活関連の情報を扱うサイトでは「墓石クリーニングというのがありますよ」と紹介してくれている事があります。

記事もよくリサーチされていると思います。webで調べただけでなく、石材店などから情報収集したのかな?と思う内容まで書いてあります。しかし価格についてはより多くの事例を調べるためにwebの価格を参考にしていると思います。従って上記の内容が反映されているので実際より安い価格相場をお知らせすることになります。

私がココに書いた価格が現実的である理由

私のような墓石クリーニング業者のほとんどは石材店様等の下請けとして受ける仕事が多いと思います。そういう業者はわざわざ価格表をwebに載せるなどという事はしません。エンドユーザー様にどういう価格で売るのかは販売店が決める事だからです。

web集客もしないので私も少し前まではホームページには全く力を入れていませんでした。

このホームページはエンドユーザー様向けではなく、石材店をはじめとした墓石クリーニングを提供する店舗様向けに情報を発信する事が目的ですので、私は安い価格を提示する必要が無いのです。

「3万円~ってしているけど実際3万円で受注することはほとんど無いよ」という声を沢山聴いています。8寸のお墓で建墓後10年以下でクリーニングするケースはほぼ無いでしょう。

安く価格提示をするというテクニック

「実際より安めにwebに載せるなんて詐欺じゃん」と思いますか?

これは販売のテクニックなので私は否定はしません。お客様はネットで検索して安いと思ったから問い合わせをして、実際は想定より高くなってしまったけど、また別の店に問い合わせを入れるのが面倒になり、「ま、いっか」と決めるのです。

墓石クリーニングの場合は、納骨などの法要の日程に間に合わせたいという納期的な制約がある事も多いので、いくつもの店に問い合わせて相見積もりを取るような商品では無いのです。

安い価格を提示する事により、初めに問い合わせを受けるというのはそれだけでアドバンテージを得ているのです。

ではいくらで売れば良いのか?

webで調べる価格が安いのは分かっていただけたでしょうか?

石材店様の場合、問題は“それなら当社ではいくらで売れば良いのか?”という事ですよね。

他店の販売店を気にするのではなく、自社の人工や材料諸経費から通常通り算出してください。

クリーニング方法は何通りもあります。

1人で半日で終わる洗浄方法でしたらその人工。二人がかりで丸1日かかるならその人工。それに洗浄液などの諸経費を加えた金額で出せばいいです。

他より高いみたいと言われたら、自社の洗浄方法を説明すればいいのです。

自社の洗浄方法が確立できていればおのずと価格は決まってきます。確立出来ていなければ下請けを使って仕入れ値から粗利を載せたのが御社の販売価格です。下請けがどんな洗浄方法をしているのか?実績を見たりヒアリングが出来ていればお客様への説明もできるはずです。

クリーニングの内容を知ったうえで価格を提示するのはとても大事な事です。お客様から

「クリーニングはやりたいけど、そこまでお金は出せない」

となったら

「外柵は水垢取りをしないで高圧洗浄機をかけるだけにすればこの金額でできます」

といった提案もできますね。

このような提案は数ある墓石クリーニングの工法を知っていないと出来ません。
10万円コースのクリーニングを出来る人は3万円コースの施工もできますが、3万円コースの施工しかしない人は10万円の施工は出来ないでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

「墓石クリーニング」の価格を調べる時に注意することは

  • 「お墓のお掃除」の価格は参考にしてはいけない事
  • 「この店安いな」と感じてもらうためにwebサイトなどの表記は安く書かれている事

を分かった上で調べる事が大事です。

設定する価格は自社の工法から、それに価格人工を割り出して算出してください。他の店がこうだから。という価格に流され過ぎないようにして下さい。

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