墓石クリーニングを仕事としてやるなら水垢を取るのにスクレーパーは必須と言って良いでしょう。
ペイント補修の際にも使うので持っている方は多いと思います。
カッターを使って代用する人もいますが、石の面に平らに当てるのが難しく、刃も硬いので石を傷つけやすいので推奨しません。
この記事では私が使っているスクレーパーについて紹介します。
オススメはナルビーのスクレーパー
まず、どのスクレーパーを買えば良いかという話です。これは定番のナルビーのスクレーパーが良いと思います。
おすすめポイントは3つ
- 刃が柔らかくてキズが付きにくい。
- コストパフォーマンスが良い。
- 幅が選べる3種類のホルダー。
ナルビーの公式サイト→https://nalbie.co.jp/products/for-business-scraper/
刃が柔らかくてキズが付きにくい
このスクレーパーは“ガラススクレーパー“という名の通り、ハウスクリーニング等のお仕事をされている方がガラス掃除やIHクッキングヒーターの天板の汚れを取るのに使用することが多い業務用の道具です。
他にもシールやフィルムをはがすのにも便利なようです。
その傷がつきにくい性能が墓石クリーニングにも向いていて、薄く柔らかい刃は研磨された石材の水垢を取るのに向いています。
他メーカーのものも使ってみましたが、この薄く柔らかい刃が一番使いやすいので私はこれを使っています。
コストパフォーマンスが良い
この製品はホルダー部と替え刃で構成されています。構造が簡単な事もあり、
ホルダーは2,000円程度、
替え刃も50枚で2,000円程度
で購入可能です。
後述しますが、切れが悪くなったら歯をこまめに付け替えるのがコツです。
替え刃のコストが安い事は大事です。
幅が選べる3種類のホルダー
墓石クリーニングの仕事をやっている方は、このナルビーのスクレーパーを使っている方が多いでしょう。
ただ、ほとんどの方が3枚刃ホルダーしか使っていません。
私は1枚刃、2枚刃、3枚刃の3種類を使っています。
※最近4枚刃も発売になっています。興味はありますが3種類で事足りているので今のところまだ試していません。
この1枚刃、2枚刃、3枚刃というのは幅の違いです。替刃が折れる構造になっており、使用用途に合わせてホルダーを使い分けることにより幅の違うスクレーパーになります。
幅が広い3枚刃より幅が狭い2枚刃、1枚刃の方が力が入り、細かい場所の作業にも適していますので3枚刃より2枚刃や1枚刃を使うことの方が多いです。
また、細かい作業を1枚刃で行えば3枚刃を使う時より刃の消耗も無駄になりません。
とはいえ、3枚刃の方が適している使用シーンもあるのでやはり使い分けですね。
スクレーパーの使い方のコツ
スクレーパーは優れた道具ですが、使うには慣れが必要です。キズが付きにくいとはいえ、使用方法を間違えるときずはつきます。
必ず石を濡らして作業する
石材を濡らした状態で作業することはとても大切です。
濡らすことにより取る汚れが柔らかくなって強い力をかけなくて取れるようにもなりますし、何よりスクレーパーの石へのアタリがソフトになります。
必ず濡れた状態で作業してください。
スクレーパーだけで取ろうとしない
スクレーパーは優れた道具ですが、例えば水垢を取るのには砥石を使った方が効率よく、きれいに取れる場合もあります。
スクレーパーで大きな水垢を取って、細かい部分は砥石を使うなど道具の使い分けは大事です。
替え刃をケチらない
使ってみるとわかりますが、替え刃を交換したばかりのスクレーパーは切れ味が良く、使っていくにしたがってだんだん汚れが落ちにくくなったりするのを実感すると思います。
切れ味が悪くなった替え刃で何度も石の表面にスクレーパーを走らせるのはキズのもとです。
更に作業効率も落ちるので、替え刃はどんどん使いましょう
まとめ
墓石クリーニングではナルビーのスクレーパーは定番の道具です。
スクレーパーのメリットは
- 刃が柔らかくてキズが付きにくい。
- コストパフォーマンスが良い。
- 幅が選べる3種類のホルダー。
スクレーパーの使い方のコツは
- 必ず石を濡らして作業する
- スクレーパーだけで取ろうとしない
- 替え刃をケチらない
といったポイントがあります。
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