私が石材店様の下請けで仕事をする3つの理由

私は墓石メンテナンス(墓石クリーニングと墓石コーティング)の仕事をお墓を持っているエンドユーザーの方からではなく、石材店様からの下請けで受注しています。

この記事では、私がなぜ石材店様からの下請けで仕事をしているのか?
その理由を3つに分けてお伝えします。

目次

理由1:戒名彫りと同時提案が一番しやすいから

エアコンがカビ臭かったら、「エアコンクリーニングを頼もう」と思いますよね?

洗濯物の匂いが気になる場合、「洗濯機の分解洗浄をしてくれる人がいるらしい」と思うかもしれません。

しかし、墓参りをしてお墓が汚れていることに気付いても、「プロの墓石クリーニングを頼もう」と考える人は少ないです。それは、墓石クリーニングというサービスがまだ広く知られていないからです。

私が「墓石クリーニングの仕事をしています」というと、多くの方が「そんな仕事があるんですね」と驚かれます。
あなたはビジネスとしてこの仕事にたどり着く前の段階で”墓石クリーニング”というサービスがあることを知っていましたか?

墓石クリーニングはまだ知名度が低いサービス(仕事)であることを忘れないでください。

エアコンクリーニングや洗濯槽クリーニングのように、自然と集客できるわけではありません。では、どうやってこのサービスを知ってもらうのか?それが「戒名彫りと同時提案」です。

人が亡くなると、親族は葬儀や相続など多くの事を処理しながら、納骨式(一般的に四十九日法要)を迎えます。その際、石材店様は戒名彫りの依頼を受けます。この商談の中で、「最近は戒名彫りと同時に墓石クリーニングのご依頼を頂くことが多いです。”いい供養になった”と言っていただけるお客様も多いので、ご依頼を頂くみなさんにご案内しています」と提案することで墓石クリーニングの受注を増やすことが出来ます。

この提案ができるのは、エンドユーザーと戒名彫りの打ち合わせを行う石材店様です。だからこそ、石材店様からの下請けとして仕事を受けることが、私にとって最も効果的なのです。

理由2:弱者の戦略として筋が通るから

特に墓石クリーニングで独立したばかりであったり、石材店様が墓石クリーニングを自社施工している場合、墓石クリーニング専業のあなたが営業エリアで墓石クリーニングのシェアトップを獲ることは難しいといえます。仮に取っていたとしても、その地区で行われている墓石クリーニングの4件に1件は自分がやっているという状況は厳しいでしょう。シェア26.1%がランチェスター理論でいう強者の最低条件です。それを取っていなければ強者ではありません。

戦略としては、狭い範囲で石材店様との関係を築き、その地区で一番のシェアを目指すのが弱者である我々の取るべき戦略です。

下請けで仕事をするのでなければ、Web集客か新聞などの媒体を使った広告戦略になるでしょう。最近は省略されることが多いですが、ホームページのURLはhttp://wwwから始まります。wwwとはワールドワイドウェブです。そこから連想させるようにかなり大きな範囲を対象に集客していることになります。新聞広告も大きなエリアになるでしょう。そこで勝負をするのはシェアを最低でも26.1%取っている強者の戦略なのです。

地元の石材店様が仕事をしている半径5kmとか半径10kmぐらいのエリアで、その石材店様とタックを組んで1番を目指します。そういうエリアを少しずつ増やしていくことで、仕事も増えていくのです。

理由3:提案・打合せ・集金をしていただける

以前、こんな受注の仕方をしました。ある石材店様が墓石クリーニングの仕事をつなげていただき、「ウチは紹介するだけだから、打ち合わせも集金もお客さんと直接やってくれていいよ」という内容でした。

エンドユーザー様から直接仕事を頂いた方が高単価で受注できると考える方もいるかもしれませんが、このような打ち合わせや集金などの手間を時間的な原価として考慮しているでしょうか?

効率よく仕事ができるというのも下請けで仕事をする大きなメリットです。

紹介料もいらないとのことでしたが、エンドユーザーと直接価格の話をして、仕事に入る日程や終わった後の報告、集金をするのはなかなか大変です。現場仕事を早めに終えて打ち合わせをしたり、電話で集金の日程調整をしたりする必要があります。

以上の3つの理由から、私は石材店様からの下請けで墓石クリーニングの仕事をしています。
まとめるとこうなります。

一番受注確率が高い戒名彫りと同時提案がしやすいこと

ランチェスター理論の弱者の戦術として合理的であること

提案・打合せ・集金の手間を省き、効率よく仕事ができること

私はこれからも、石材店様との協力関係を大切にし、より良いサービスを提供していきたいと思います。皆様の参考になれば幸いです。

まとめ

以上の3つの理由から、私は石材店様からの下請けで墓石クリーニングの仕事をしています。
まとめるとこうなります。

  • 一番受注確率が高い戒名彫りと同時提案がしやすいこと
  • ランチェスター理論の弱者の戦術として合理的であること
  • 提案・打合せ・集金の手間を省き、効率よく仕事ができること

私はこれからも、石材店様との協力関係を大切にし、より良いサービスを提供していきたいと思います。皆様の参考になれば幸いです。

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