いいお墓.comに

皆さんがお墓のことについてwebで調査したことがあるなら、「いいお墓」というサイトにたどり着いたことはあるでしょう。
ここに掲載されていた墓石クリーニングの価格があまりにも安かったので「安すぎませんか」と問い合わせをしたら修正してくれた。という話です。

目次

お墓ポータルサイト”いいお墓”とは

「いいお墓」は、1984年創業の株式会社鎌倉新書が運営しているお墓のポータルサイトで墓地、霊園の情報から墓石の選び方、お墓参り時のマナーなど様々な情報を提供しています。

情報量がかなり多く、影響力のあるサイトと言っていいと思います。

恐らくは提携している石材店様や霊園業者様も多いのではないでしょうか?

いいお墓のリンクはコチラ→https://www.e-ohaka.com/

墓石クリーニングの平均価格15,000円は安すぎる

その”いいお墓”に墓石クリーニングについての記事がありました。

そこでは墓石クリーニングの石塔・竿石を磨く平均価格が15,000円と紹介されており、私はそれがずっと気になっていました。

あまりにも安すぎるからです。

仮に石材店様が自社で墓石クリーニングをするとして、たとえ石塔のみとは言ってもお寺への挨拶、準備、片付けなどで半日仕事にはなります。

地域差もありますがお寺へのお水代を支払う場合もありますし、洗浄液などの材料費もかかります。

また、平均が15,000円という事は安いところは10,000円を切る金額で受注していることもありそうですね。
どう考えても安すぎるとは思いませんか?

個人がスキマ時間を利用してタイミーでバイトしているのではありません。

墓石クリーニングは専門技術職です。
あらゆる素材の中で扱いが最も難しい部類の素材である石材を、専門の知識と技術と設備を使ってやる仕事です。

半日仕事で15,000円で石材店様が受注すべき仕事ではありませんし、それを下請けして仕事をしている私から考えれば、私の生活は成り立ちません。

平均価格がそれではあまりにも安すぎる。

私は鎌倉新書様に記事の訂正をお願いできないか問い合わせを入れてみることにしました。

平均価格の表記について見直していただけないでしょうか?

”いいお墓”のサイトの問い合わせフォームから上記内容に加え、平均価格の表記について見直ししていただけないかお願いのコメントを入れてみました。

2日後、鎌倉新書様から回答のお電話を頂きました。

要約すると


お問い合わせありがとうございます。記事の担当者に聞いてみたところ、『確かにこの金額は平均価格というより最低金額』とのことだったので、

石塔・竿石を磨く費用は、1万5,000円くらいが相場となります。

から

石塔・竿石を磨く費用は、最安価格帯としては15,000円程度ですが、実際は3~5万円ほどかかることが多いようです。

に訂正しました。


という内容でした。

その金額でも安いと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、鎌倉新書様もそれなりに調査してのことだと思いますし、何より早く対応頂けたことに感謝しています。

15,000円は最低価格

墓石クリーニングのやり方を教えます

私を含めホームページで墓石クリーニングの技術講習を募集しているところがあります。

あなたが墓石クリーニングのノウハウをそういう人から教わろうとしているなら、その方が墓石クリーニングをいくらで販売しているか、確認することが出来るならしておいた方が良いかもしれません。

仮に15,000円や20,000円といった、ごく安い金額で販売しているなら、

そのノウハウは安売りのノウハウだと思って受講するべきだと思います。

石材店様がそのくらいの金額で受注しているなら

※私の知っている石材店様でそこまで安売りしている所は知りませんが

それは市場価格から見てかなり安い金額でしか受注できていない。と思っていただいて間違いないと思います。

安く売ることはエンドユーザーにとってはその方が良いのかもしれません。

しかし、仕事として取り組むあなたはエンドユーザーにだけ幸せを届ければ良いのではありません。

あなたの家族や従業員も幸せにしなくてはいけませんし、あなた自身も幸せであるべきだと私は思います。

まとめ

“いいお墓”というお墓のポータルサイトで墓石クリーニングの平均価格が15,000円になっていて、あまりにも安いと感じたので、記事の見直しをお願いしたらすぐに対応していただきました。

やはり15,000円は平均価格ではなく最低価格です。

最低金額で仕事を請ける事はエンドユーザーにとっては幸せかもしれません。

しかし、あなたの家族や従業員、そしてあなた自身が幸せになれるのでしょうか?

墓石クリーニングというビジネスで皆様が幸せになってほしい。と私は思っています。

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